【解説】台風7号“最新の進路”…早ければ14日に四国から東海に接近 “台風6号クラス”…最大瞬間風速45メートルの暴風雨か
台風7号は11日、東京・小笠原付近をゆっくりと北寄りに進んでいます。早ければ14日夜以降に四国から東海にかなり接近し、15日ごろに暴風域を伴ったまま上陸するおそれがあります。上陸してもゆっくりと進むので、交通が大きく乱れるなどいろいろなことに注意が必要です。
■14日に名古屋で暴風雨か…大荒れの予想
中島芽生アナウンサー
「台風7号について、気象予報士の市村さんに聞きます」
市村紗弥香 気象予報士/防災士
「まずは最新の進路図を見ていきます。非常に強い台風7号は、12日午前0時現在、東京・小笠原付近をゆっくりと北寄りに進んでいます。今後は北西方向へ進み、早ければ週明け14日の夜以降に強い勢力を維持したまま、四国から東海にかなり接近する予想です。そして15日ごろになると、暴風域を伴ったまま上陸するおそれがあります」
中島アナウンサー
「まさにお盆休みを直撃ということになりそうですが、いつ・どれくらいの雨が降るのか気になります」
市村気象予報士
「この先の天気を見てみます。東京は13日から雨となって、14日からは台風の影響を受けてまとまった雨となりそうです。名古屋では、14日には暴風を伴った雨で大荒れの天気となる可能性があります。ピークは14日の午後から15日にかけてとなりそうです。今のところ16日になると台風が次第に離れていき、17日からは晴れる見込みです。大阪と高知は週明け以降も晴れ間が多い天気ですが、進路次第では予報が変わり大荒れになるおそれもありますので、西日本でも注意が必要です」
■走行中のトラックが横転するほどの“暴風雨”か…交通機関が乱れる可能性も
中島アナウンサー
「雨に警戒が必要ですが、風はどうなりそうでしょうか?」
市村気象予報士
「先日、街路樹が倒されるくらい非常に強い勢力の台風6号が九州地方をおそいました。今回、台風7号は15日ごろ、本州付近に接近する時点で、中心付近はこの台風6号と同じような、最大瞬間風速45メートルの暴風が吹くおそれがあります。走行中のトラックが横転するほどの猛烈な風が吹く可能性もありますので、風にも十分な警戒が必要です。上陸してもゆっくりと進んでいくので、計画運休が行われるなど、交通が大きく乱れる可能性もあります。また停電なども考えられるので、いろいろなことに十分な注意が必要です」
中島アナウンサー
「お出掛けする際は最新の情報を確認して、予定を見直すことも含めて十分な対策をお願いします」
(8月11日放送『news zero』より)