海保が大型ドローン導入に向け実証飛行 海難救助の迅速な情報収集
海上保安庁が海難救助の際の迅速な情報収集などのため、導入を目指している大型ドローンの実証飛行が、香川県で行われました。
海上保安庁が導入を目指す大型ドローンは、長時間の飛行が可能なため、遠方での海難救助の際に先行して現場に向かい、迅速な情報収集ができるほか、航路状況の確認、海岸の地形観測など幅広い活用が期待されています。
実証で使われたドローンは全長2.5メートル、幅が3.5メートルで、機体に設置したカメラの映像をリアルタイムで確認し、航路の状況などを把握できるかなど確認しました。
ドローンは滑走路が不要なため、巡視船などへの搭載も想定していますが、不安定な船上からの飛行には課題があり、今月から海上での実証実験もおこなっています。
海上保安庁は、「結果を踏まえ、導入に向けた検討を進めていきたい」としています。
最終更新日:2024年10月30日 22:23