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海上保安庁、過去最大規模の巡視船を建造の方針 大規模災害など対応強化のため

2024年8月27日 20:50
海上保安庁、過去最大規模の巡視船を建造の方針 大規模災害など対応強化のため
多目的巡視船イメージ図 提供:海上保安庁

海上保安庁は大規模災害などの対応を強化するため、過去最大規模の巡視船を建造する方針を明らかにしました。

建造が計画されているのは、全長およそ200メートル、総トン数3万トンほどの多目的巡視船で、海上保安庁が現在保有する最大級の巡視船(全長およそ150メートル、総トン数6500トン)を大きく上回って過去最大規模となります。

船にはヘリコプターが3機格納できるほか、緊急時に最大1000人以上輸送できるスペースや、バス・トラックなどの大型車両を乗せることができる空間などを設ける予定だということです。

外国漁船による違法操業や、南海トラフ地震などの大規模災害時の物資輸送、有事の際の住民避難などに活用することを念頭に置いているということです。

海上保安庁は総額およそ680億円の建造費を見込んでいて、およそ34億円を来年度予算の概算要求に盛り込みました。

配備先は未定ですが、来年度から建造を始め、2029年度に就役する方針です。

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