24日午前、千葉県・房総半島の沖合で伊豆諸島に向かっていた東海汽船のジェット船が自力航行できなくなり、海上保安庁の巡視船などによって、伊豆大島に向け、えい航されています。

海上保安庁によりますと、東海汽船のジェット船、「セブンアイランド愛」は24日午前9時ごろ、東京の竹芝桟橋から伊豆諸島の式根島に向かう途中、油がもれて「かじ」がきかなくなり、自力で航行できなくなりました。

ジェット船には、6歳以下の乳幼児4人を含む、乗客116人、乗員5人が乗っていて、これまでに少なくとも乗客の男女3人が体調不良を訴えています。

ジェット船は海上保安庁の巡視船や、民間のタグボートによって伊豆大島岡田港に向けて現在もえい航されています。

港に着いた乗客はバスに乗り換えて、東海汽船が確保した宿泊施設に送り届けられるということです。