文楽人間国宝・竹本住太夫さん死去 93歳
「人形浄瑠璃文楽」の語り手で、人間国宝の竹本住太夫さんが、肺炎のため亡くなった。93歳だった。
伝統芸能「人形浄瑠璃文楽」の物語を語る太夫として68年間活躍し続けてきた竹本さん。28日午後、肺炎のため、大阪市内の病院で亡くなった。93歳だった。
竹本さんは21歳で文楽の世界に入り、1989年に人間国宝に認定され、引退した2014年には文化勲章を受章した。引退後は、弟子の指導や文楽を普及する活動を続けていたが、今年に入ってからは体調を崩し、入退院を繰り返していたという。