【独自】都、3病院をコロナ“重点拠点”に
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大をうけ、東京都は、都立広尾病院など都立・公社の3病院について、新型コロナの患者を受け入れる、重点拠点とする方針を固めたことが分かりました。
新型コロナの感染拡大で、都内では、入院患者が12日時点で過去最多となる3427人に上り、都が確保した病床のうちおよそ86%がすでに埋まっています。
そのため、東京都は、都立広尾病院と公社荏原病院、豊島病院の3病院について、必要な診療科の業務は継続しながら、新型コロナの患者を集中的に受け入れる重点拠点とする方針を固めました。現在、入院患者を他の病院に転院させるための調整などを進めています。
都は、都立・公社病院での新型コロナ病床を現在の1100床から1700床に増やす方針で、診療対象を集約化して役割分担することで、病床を効率的に確保し、医療体制の崩壊を防ぎたい考えです。