旭川医大、病院長解任 コロナ対応で対立か
北海道の旭川医科大学病院で、病院長が突然、解任されました。いったい何があったのでしょうか。
旭川医科大学・吉田晃敏学長「古川前病院長の解任の件につきまして、これから説明させていただきます。今回は病院長がなさることが先行して、全くわからないところでそれが進んでしまったこと」
旭川医科大学は、医大病院の古川博之病院長を25日付で解任したことを発表。新型コロナ患者受け入れについての吉田晃敏学長との協議内容を報道機関に話し、大学や大学病院に混乱を生じさせたことなどが理由です。
ことの発端は去年11月。
吉田晃敏学長「コロナを完全になくすためには、あの病院が完全になくなるしかない」「旭川市に吉田病院があるということ自体が、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅとコロナをまき散らして…」
学内で行われた会議の録音データが外部に漏えい。院内感染が続く吉田病院を名指しした、学長の不適切な発言が物議をかもしました。さらに、吉田学長はコロナ患者の受け入れを求める古川病院長に、“受け入れるならやめろ”などと話したといいます。
一方、古川病院長は情報漏えいを否定し、「私を解任することは、病院ならびに地域の医療をないがしろにしている」と強く非難しています。