「昭和天皇独白録」高須克弥氏から寄贈決定
昭和天皇が太平洋戦争に至る経緯などについて語った回顧録の原本とされる文書が、美容外科医の高須克弥氏から宮内庁に寄贈されることが決まった。
「昭和天皇独白録」は、昭和天皇が太平洋戦争に至る経緯などについて語ったものを、側近の外交官・寺崎英成氏が記録した文書。その原本とされる文書が去年12月、アメリカ・ニューヨークでオークションにかけられ、美容外科医の高須克弥氏が約3080万円で落札していた。
宮内庁によると、今年2月中旬に高須氏から寄贈の申し出があり、このほど正式に受け入れが決まったという。文書は170枚ほどで、宮内庁に記録が残っていないため、昭和天皇が本当に話した内容かどうかは確認できないとしている。
今後、宮内庁のホームページ上で全文閲覧ができるようになるという。