約1週間は6弱程度の地震に注意~気象庁
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18日午前8時前、大阪で震度6弱を観測する強い地震があった。気象庁は、今後、2~3日程度は規模が大きな地震が起きる恐れがあるとして、注意を呼びかけている。
気象庁の会見「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっている恐れがあります。地震発生から1週間程度は、最大震度6弱程度の地震に注意してください。特に今後2、3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります」
気象庁によると、18日午前7時58分頃、近畿地方で強い地震があり、大阪北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市では、震度6弱の激しい揺れを観測した。大阪で震度6弱以上を観測する地震が起きたのは、記録が残っている1923年以来、初めて。
震源近くには有馬─高槻断層帯が東西に走っているが、気象庁は、断層が動いたかは現時点でわからないとしている。
また、今回の地震は、阪神淡路大震災を起こした断層帯とは距離が離れているため関係なく、さらに南海トラフ巨大地震との関連について、「今回の地震は、陸のプレートの内部で起こったもので、南海トラフに影響を与えているとは思えない」と説明している。
また、東京大学地震研究所の平田直教授は、「前震のあとに本震が起きた2016年の熊本地震なども念頭に、今後も同じ程度の揺れかそれ以上の揺れが起きる恐れもあり、注意が必要」だとしている。