地震調査委「活断層が関わり起きた可能性」
大阪で震度6弱を観測した地震について、政府の地震調査委員会は、「活断層が関わって起きた可能性がある」と評価した上で、地盤の弱い「大阪平野」で起きたことが、被害が拡大した原因だと指摘した。
地震の専門家や、気象庁などが参加する政府の地震調査委員会は18日夜、臨時の会合を開き、今回の地震の震源近くには、「有馬-高槻断層帯」「生駒断層帯」「上町断層帯」の3つの活断層帯があり、これらの「活断層帯に関連して起きた可能性がある」と評価した。
ただ、どの活断層帯が関連したかは、地表に痕跡がないため分からないという。
また、地震調査委員会は、今回は地盤が弱い「大阪平野」で震源の浅い地震が起きたことで揺れが大きくなり、被害が拡大したと指摘した。
地震調査委員会は、前震の2日後にさらに大きな地震が起きた2016年の熊本地震を念頭に、大阪北部では、特に今後2~3日の間は、規模が大きな地震に注意するよう呼びかけている。