抗体量は4回目接種で…ワクチンと中和抗体の関係 調査結果
東京都医学総合研究所は、新型コロナワクチンと感染を防御する中和抗体との関係について、調査結果を発表しました。
都によりますと、ワクチンと中和抗体の関係について、5回目接種まで継続的に行われた調査は、他に例がないということです。
医療従事者を対象に行われたこの調査によりますと、ワクチンの4回目接種から3か月たつと、中和抗体の値は減り始めますが、5回目接種によって、4回目接種後とほぼ同じ程度まで上昇するということです。
また、ワクチン4回目接種から3~4か月後の中和抗体の値は、3回目接種後の同じ時期と比較して有意に上昇していて、専門家は、抗体の量は、4回目の接種によって大きく増え、半年ほど高い値が持続するとしています。
これらを踏まえ、冬の感染拡大に備えた4回目接種の促進と、高齢者などへの5回目接種を早期に進めることが重要としています。