東京都は、政府が先月決定した新型コロナのレベル分類に対する都としての新たな対応策を発表しました。新たな行動制限は行わないとしています。

先月、政府が新型コロナの第8波に向けて、感染状況のレベルを4段階に見直したことを受け、東京都は1日、それぞれのレベルに対する都の新たな対応を発表しました。

新たな行動制限は行わず、先手先手で必要な対応を講じるとし、レベル1ではワクチンの早期接種、レベル2では発熱外来の強化や病床などの確保レベルの引き上げを、レベル3の医療負荷増大期が視野に入った段階では、重症化リスクに応じた受療行動の徹底を求め、感染防止対策を徹底して慎重な行動をするよう呼びかけるとしています。さらに、医療ひっ迫が視野に入った段階では、外出などは必要なものに限るよう要請することなどを挙げています。

また、それぞれのレベルへの移行基準については、新規感染者数や重症病床使用率などの「指標」と発熱外来や救急外来などの「事象」を目安とし、数値で機械的に判断するのではなく、専門家の分析などを踏まえて、総合的に判断するとしています。