東京都の医療提供体制 警戒レベル1段階引き上げも…新たな行動制限行わず
東京都は新型コロナのモニタリング会議を開き、医療提供体制について、警戒レベルを1段階引き上げました。
会議では東京都内の新規感染者の7日間平均が先月30日時点で、およそ1万1047人と、12週ぶりに1万人を超え、感染の再拡大が続いていると報告されました。
都は医療提供体制について「さらに強化する必要がある」として、警戒レベルを1段階引き上げ、4段階中、上から2番目とした一方、感染状況については上から2番目を維持しました。
一方、関係者によりますと、第8波に向けて先月、政府が見直した4段階のレベル分類に対する都の新たな対応策について、レベル3では都道府県が出せる「医療ひっ迫防止対策強化宣言」相当では重症化リスクに応じた受診の徹底を求めるとし、「医療非常事態宣言」相当となった場合には、外出などは必要時だけに限定するよう要請するなどの案で調整していて、新たな行動制限は行わないということです。
このあと、正式に発表される見通しです。