「国会質問に対する謝礼の趣旨を含んでいた」 秋本議員に“資金提供”の風力発電会社社長が辞任
洋上風力発電をめぐり、秋本真利衆議院議員に資金提供をしたとされる風力発電会社の社長が1日、辞任しました。関係者によりますと、前社長は東京地検特捜部の任意の調べに対し、「国会質問に対する謝礼の趣旨を含んでいた」などと説明しているということです。
秋本議員は洋上風力発電をめぐり「日本風力開発」の前社長から2021年以降、およそ3000万円を受けとったとして、先月、特捜部の家宅捜索を受けました。
「日本風力開発」は1日、社長について、贈賄容疑で特捜部の捜査が続いているとした上で、辞任を発表しました。
関係者によりますと、前社長は特捜部の任意の調べに対し、資金提供は「国会質問に対する謝礼の趣旨を含んでいた」と話しているほか、共同で運営する馬主組合についても「秋本議員のものだった」などと説明しているということです。
特捜部は、資金の趣旨などを慎重に調べるものとみられます。