5月末から6月初めにかけては、前線や湿った空気の影響を受けやすく、広い範囲で曇りや雨となりそうです。九州や四国では梅雨入りが近いとみられ、中国や近畿などでも6月上旬までに梅雨入りとなる可能性があります。

■北日本（北海道・東北）

6月2日頃にかけての気温は、北海道日本海側・太平洋側と東北で「平年より高い」見込みです。北海道オホーツク海側では「平年並みか高い」でしょう。6月3日から9日頃にかけての気温は、北海道、東北ともに「平年並み」でしょう。その後、6月10日から23日頃にかけての気温は、北海道、東北ともに「ほぼ平年並み」になるとみられます。

この先1か月の降水量は、北海道で「ほぼ平年並み」でしょう。東北は「平年並みか多い」見込みです。

この先1か月の日照時間は、北海道で「ほぼ平年並み」でしょう。東北は「平年並みか少ない」見込みです。

【平年の梅雨入り】東北南部 6月12日頃、東北北部 6月15日頃

■東日本（北陸・関東甲信・東海）

6月2日頃にかけての気温は、東日本各地で「平年より高い」見込みです。6月3日から9日頃にかけての気温は、東日本各地で「平年並み」でしょう。その後、6月10日から23日頃にかけての気温は、東日本各地で「ほぼ平年並み」とみられます。

この先1か月の降水量は、東日本各地で「平年並みか多い」見込みです。

この先1か月の日照時間は、東日本各地で「平年並みか少ない」見込みです。

週間予報では、5月29日から6月1日にかけて「曇りや雨」の予報となっています。その後もぐずついた天気が続くようであれば、関東甲信や東海などで、平年より早く梅雨入りとなる可能性もあります。

【平年の梅雨入り】北陸6月11日頃、関東甲信6月7日頃、東海6月6日頃

■西日本（近畿・中国・四国・九州）

6月2日頃にかけての気温は、西日本各地で「平年より高い」見込みです。6月3日から9日頃にかけての気温は、西日本各地で「平年並み」でしょう。その後、6月10日から23日頃にかけての気温は、西日本各地で「ほぼ平年並み」とみられます。

この先1か月の降水量は、近畿・中国・四国で「平年並みか多い」見込みです。九州では「平年並み」でしょう。

この先1か月の日照時間は、近畿・中国・四国で「平年並みか少ない」見込みです。九州では「ほぼ平年並み」でしょう。

5月29日から6月1日頃にかけて、曇りや雨のぐずついた天気が続くため、九州や四国では梅雨入りが近いでしょう。また、中国や近畿でも6月上旬までに梅雨入りする可能性があります。

【平年の梅雨入り】近畿6月6日頃、中国6月6日頃、四国6月5日頃、九州北部6月4日頃、九州南部5月30日頃

■奄美・沖縄

6月2日頃にかけての気温は、奄美では「平年より高い」見込みです。沖縄では「平年並み」でしょう。6月3日から9日頃にかけての気温は、奄美・沖縄ともに「平年より低い」でしょう。その後、6月10日から23日頃にかけての気温は、奄美・沖縄ともに「ほぼ平年並み」とみられます。

この先1か月の降水量は、奄美・沖縄ともに「ほぼ平年並み」の見込みです。

この先1か月の日照時間は、奄美・沖縄ともに「ほぼ平年並み」の見込みです。

なお、5月末から6月初めにかけては、台風2号や湿った空気の影響を受け、雨量が多くなる可能性があります。

【2023年の梅雨入り】奄美5月18日発表、沖縄5月18日発表

■1か月予報（5月27日から6月26日までのまとめ）

＜気温の確率予想：低い・平年並み・高い＞
北日本：20％・40％・40％
東日本：20％・40％・40％
西日本：20％・40％・40％
奄美・沖縄：40％・30％・30％

＜降水量の確率予想：少ない・平年並み・多い＞
北日本（日本海側）：30％・30％・40％
北日本（太平洋側）：30％・30％・40％
東日本（日本海側）：20％・40％・40％
東日本（太平洋側）：20％・40％・40％
西日本（日本海側）：20％・40％・40％
西日本（太平洋側）：20％・40％・40％
奄美・沖縄：30％・30％・40％

＜日照時間の確率予想：少ない・平年並み・多い＞
北日本（日本海側）：40％・30％・30％
北日本（太平洋側）：40％・30％・30％
東日本（日本海側）：40％・40％・20％
東日本（太平洋側）：40％・40％・20％
西日本（日本海側）：40％・40％・20％
西日本（太平洋側）：40％・40％・20％
奄美・沖縄：40％・30％・30％

（参考：気象庁　週間予報・2週間気温予報・季節予報）