“自殺ではなく殺人” 再捜査求め男性の遺族が刑事告訴
2006年に東京・文京区の自宅で死亡した男性の捜査をめぐり、男性の遺族が再捜査を求めて刑事告訴し、警視庁はこれを受理しました。
亡くなった男性の父親「告訴状を出しにきた。再々捜査が早く始まって、真相を明らかにしてもらいたい」
2006年に文京区の自宅で死亡しているのが見つかった男性の父親や姉ら遺族は、男性の死は自殺ではなく、殺人事件だったとして再捜査を求め、容疑者不詳で刑事告訴し、警視庁は25日、これを受理しました。今後、所要の捜査を行うことになります。
男性の死をめぐっては、2006年当時の捜査で、警視庁は自殺と判断しましたが、その後、2018年に殺人事件であるという情報が寄せられたことなどから再捜査が行われました。
亡くなった男性は当時、木原誠二前官房副長官の妻の夫で、「週刊文春」は再捜査の際に妻が警視庁に任意で事情を聞かれるなどしていて、捜査に関わった捜査員の話などを基に木原氏が再捜査に圧力をかけた疑いがあるなどと報じていましたが、これに対して警視庁は「圧力はなかった。事件性は認められず、自殺と考えて矛盾はない」とコメントし、遺族にも説明していました。