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エイズ発症者数、HIV感染報告数が過去20年で最少に 新型コロナ影響で検査機会減少

2023年3月22日 18:57
エイズ発症者数、HIV感染報告数が過去20年で最少に 新型コロナ影響で検査機会減少

去年1年間でエイズを発症した人の数が過去20年で最も少なくなりました。新型コロナウイルスの影響で、保健所の検査数が減少していることが関係している可能性があるということです。

厚生労働省のエイズ動向委員会によりますと、去年1年間で新たにエイズを発症した人は245人で、過去20年で最も少なかったということです。

また、去年1年間でエイズの原因となるウイルス=HIVへの感染が新たに報告されたのは625人で、6年連続の減少となり、こちらも過去20年で最少となりました。

委員会は「新型コロナウイルスの影響で検査機会が減っていることもあり、素直に減少しているとは読み取れない」とした上で、「全体の流れとしては減少している可能性がある」としています。

その上で早期発見、治療につなげるためにも保健所などで無料・匿名検査をするよう呼びかけています。

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