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全長約4キロにわたり地面が2メートルほど隆起…“褶曲”関係か 珠洲市

2024年2月3日 1:41
全長約4キロにわたり地面が2メートルほど隆起…“褶曲”関係か 珠洲市
能登半島地震のあと、石川県珠洲市若山町で、約4キロにわたって地面が2メートルほど隆起していたことがわかりました。「褶曲(しゅうきょく)」という地層の構造が関係している可能性も考えられるということです。

珠洲市若山町では、至る所で地面が盛り上がっているのが確認できます。元々建っていた所から2メートルほど高くまるごと上にあがった住宅もありました。

住民「こんな高い所に家があったわけではない」「柿の木と同じくらいの所に家が建っていた。地震で全体的にバンッてあがってしまって、柿の木を見下ろすような感じになってしまった」

すでに電気は通りましたが、近くの水道管が損傷したとみられ、井戸水を調達するなどして生活しているということです。

国土地理院によると、この段差は珠洲市内を流れる若山川に沿って起きていて、全長約4キロ、幅100から200メートルにわたるとみられます。

なぜ、このような現象が起きたのか。国土地理院は、「詳しい原因はわからない」としながらも、この辺りの地層は「褶曲」という地層が波打っているような構造で、断層の動きが影響した可能性も考えられるということです。

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