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山中伸弥所長「一日も早く新たな治療法を」

2018年7月30日 22:42
山中伸弥所長「一日も早く新たな治療法を」

京都大学の研究チームは、iPS細胞を使ったパーキンソン病の臨床試験を、8月1日から始めることを明らかにした。

パーキンソン病は、手足の震えや筋肉のこわばりなどの症状が出る難病で、ドーパミンという物質をつくる神経細胞の減少が原因とされている。

京都大学の研究チームは、iPS細胞からつくった神経細胞を、脳に移植する治療法を研究してきたが、実際の患者に移植する臨床試験の計画が、国から承認されたという。

iPS細胞を使ったパーキンソン病の移植手術は世界で初めての試みで、研究チームは、8月1日から患者の募集を始める。

iPS細胞研究所の山中伸弥所長は、「一日も早く新たな治療法が届けられるよう、慎重かつ迅速に研究を進めてまいります」とコメントしている。