LGBTが自分らしく生きられる社会を
NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表の松中権氏。松中氏は、LGBTが前向きに自分らしく生きられる社会作りを目指している。その中で、2005年から1万人のセクシュアル・マイノリティーを撮影し公開するプロジェクトも続けている。
――松中さん、最近はどんな活動をしているのですか?
いまは夏の期間なので葉山の一色海岸というところでカラフルカフェというLGBTフレンドリーな海の家とコラボレーションをして週末、土日をかけてやっております。
あとは「なくそう!SOGIハラ」実行委員会というところの代表もしております。“SOGI”というのは、Sexual Orientation & Gender Identityの頭文字をとった言葉です。「性的指向、性自認」というものをSOGIと呼びます。そのSOGIに関するハラスメントをなくしていこうという法整備などを求める活動もしています。
――このSOGIハラというのは当事者だけの問題ではないんですよね。
そうですね。LGBTハラスメントといってしまうと被害を受けた人が「自分はそうです」とカミングアウトしなくてはならないのですが、SOGIというのは、LGBT以外の方々、みなさんも持っているものでして、性的指向、誰を好きになるかということ、性自認、自分のことを男性だと思うか、女性だと思うか。
これはみなさん共通していることですので、例えばハラスメントのような言葉があった場合には、当事者でなかったとしても声をあげることもできますし、色々な人にとってのハラスメントにかかわってくると思います。
【the SOCIAL guestより】