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2100年の娘たちに残していくもの

2018年8月2日 17:04
2100年の娘たちに残していくもの

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「2100年 沖縄は避暑地?」。自身が推進するプロジェクト「育音」を通じて、子どもたちに環境の大切さなどを伝えているソングライター・Shusui氏に聞く。

環境省が作成した「未来の天気予報」が話題となっている。2100年夏の天気予報によると、予想最高気温で東京、名古屋が44度、大阪が43度、札幌が41度と衝撃的な数字が並んでいる。一方、海に囲まれて風がながれやすい沖縄は39度と、本州よりも気温が低くなっている。

これは、国連気候変動に関する政府間パネル・第5次評価レポートをもとに、今後、有効な対策を講じなかった場合、最悪どのような事態になるか、その可能性を予測したものということだ。


――Shusuiさん、ご意見をうかがいたいのですが、フリップをお願いします。

「95歳、91歳、88歳の娘たちへ」です。


――これは2100年の娘さんたちの年齢ということですか?

はい。3姉妹の父親なので。いま長女が13歳で二女が9歳、三女が6歳で小学校1年生なので、2100年にはこの年齢に達していて、元気なおばあちゃんであってほしいなとは思います。


――Shusuiさんは、環境問題にどのように取り組んでいらっしゃいますか?

僕個人で、1人でできることなんて小さいことだと思うんですけど、「育音」活動で絵本CDというのを作っています。

その第2弾が「アフリカゾウのなみだ」という、象牙の乱獲などによる野生のアフリカゾウの絶滅を裏テーマにした冒険ファンタジーで、絵本に音楽をのせて、CDつきの絵本を作っています。

いま、その第3弾も色々考えていて、「沖縄のサンゴ礁を守ろう」というのをテーマにストーリーを考えて書いて、音楽を作り始めているところです。


――子どもたちに環境問題を伝えることはなかなか難しいと思うんですが、心がけていらっしゃることは何かありますか?

やっぱり、お話で伝えてもわかんなくなってしまう事もあるので、僕の場合は音楽家なので、音楽を通して歌詞の世界やふれあいライブの中で、遊びを通じて子どもたちに大切さをわかってもらうことが重要だと思います。


――やはり遊びながら知っていくということは大事なんですね。

そうですね。大人も子どももそうかもしれませんが、遊びの中から得るものってたくさんあると思うので。


――次世代にどんどん伝えていきたいですよね。95歳ということは、またその次の世代が…。

ひ孫とかね。だから、僕らがいまできることをコツコツとやって、彼女たちが元気なおばあちゃんになるころまでにも、きちんとこの緑豊かな地球を残していく義務があるんじゃないかなと思いますよね。


――心がけていきたいですね。


■Shusui氏プロフィル
ソングライター。生まれつき目に障害がありながらも、1999年に音楽グループ「canna」のメンバーとしてメジャーデビュー。その後、「修二と彰」の「青春アミーゴ」をはじめ、ジャニーズグループなど多くの楽曲を提供している。さらに、3人の娘を育てる父親としての体験をもとに「育音」というプロジェクトを立ち上げている。


【the SOCIAL opinionsより】

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