観測体制強化 口永良部島に気象庁職員常駐
15日に噴火警戒レベルが4に引き上げられた鹿児島県屋久島町の口永良部島は、16日は火山性地震が減っている。万が一に備え、気象庁の職員が島に常駐することになった。
15日は新岳の南西側で火山性地震が増えたが、16日は、これまでに火口の直下で1回と減っている。
一部の地区の住民が避難を続けていて、公民館で夜を過ごしたという。
気象庁・口永良部島火山防災連絡事務所 用貝敏郎所長「新たな噴気の場所がないか、熱活動が活発だった所がさらに活発になっていないか調べる」
活発化を受け、気象庁は16日から職員を島に常駐させ、観測体制を強化する。
口永良部島では、3年前に爆発的噴火が起きて火砕流も発生した。気象庁は、同じ規模の噴火につながる恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。