口永良部島 噴火警戒レベル3に引き下げ
鹿児島県屋久島町の口永良部島について、気象庁は、重大な被害を及ぼす噴火が発生する可能性が低くなったとして、29日午前、噴火警戒レベルを4から3に引き下げた。
屋久島町・口永良部島の新岳では、今月15日に西側山麓のやや深い場所を震源とする火山性地震が増加。火山ガスの放出量も増えていたことから、噴火警戒レベルが避難準備の4に引き上げられていた。
引き上げからおよそ2週間。気象庁は「火山活動の更なる高まりが認められないことから、居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生する可能性が低くなった」として、29日午前10時に、噴火警戒レベルを入山規制の3に引き下げた。
これに伴い、警戒範囲も3キロから2キロに縮小し、屋久島町も島の全域に出していた避難準備情報を解除した。