上納文化「ダサくて最悪」みたらし加奈にきく性暴力に“第三者”ができる「きそちしき」
◾️男性同士で取り締まりを…「お前それダサいよ」と言える環境に
みたらし:それを言っている人が男性なら、同じ男性ジェンダーの方が「お前、それダサいよ」と言えるといいのかなと。ジェンダーバイアスや上納文化がめっちゃダサくて、最悪なことで、被害に遭う人がたくさんいると、ホモソーシャル(=男性同士のコミュニティ、結びつき)の中で言える風潮があるといいのかなと思います。
庭野:昔だったら、性風俗や女性がいるお店に後輩を有無を言わさず連れて行くといったこともありました。
みたらし:断ったら「お前本当に男かよ」とかね。同意がないのに性風俗に連れて行くのは立場を利用した性加害ですし、行くかどうかが昇進に関わるというのは完全にハラスメントです。
庭野:性被害で苦しんでいる人や、身近な人の性被害を聞いた人に伝えたいことはありますか?
みたらし:一番伝えたいのは、「あなたは悪くない」ということです。性被害にあった後、どうしても「一生この被害にあった感覚が続くんじゃないか」と思うこともあるかもしれません。でも、加害者に握られた手綱を手放せる時というのは必ず来るんですね。 ただ、そのために専門機関など、周りの人たちに頼らなきゃいけないこともあるとは思います。
困っている人、しんどい思いをしている人をサポートする社会が私は理想的だと思うので、気軽に頼っていいと思います。
庭野:性被害でなくても、「違和感がある」「何かちょっと嫌だな」という気持ちを封じ込めてきたと思います。周りがそうだから流されていくのではなく、自分の「嫌だ」という感覚を大切にできるといいですね。
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