“関空危機”で伊丹発着増へ 市長ら承認
全面復旧の見通しが立たない関西空港の機能を補う措置として、伊丹空港の発着枠を増やすことを、周辺自治体の市長らが承認した。
台風21号の高潮などにより大きな被害が出た関西空港では、現在も便数は通常の2割程度になっている。国土交通省は関西の航空需要を補うため、伊丹空港の周辺自治体に国際線を含む増便と運用時間の延長を要請していた。
これを受け12日、伊丹空港の周辺自治体の市長らによる協議が行われ、国際線を含む40便の増便が承認された。期間は未定で運用時間については延長を認めず、これまで通り原則として、「午前7時から午後9時まで」としている。
また、神戸空港は運用時間を2時間拡大して最大で30便を増便し運用する方針で、神戸市長は運用拡大に協力する意向を表明している。