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企業は「SDGs」にどう向き合うべきか?

2018年9月13日 16:06
企業は「SDGs」にどう向き合うべきか?

世の中で議論を呼んでいる話題について、意見を聞く「opinions」。今回の話題は「地域とSDGs」。小林正忠氏に聞く。

文部科学省は「SDGs」達成に向けた取り組みとして、2019年度から、地域の大学や高校などの若者が参画し、地元の課題を解決する科学技術・社会イノベーションの支援事業を始める。SDGsとは「持続可能な開発目標」の略称で、2015年、国連で採択された。「貧困」「飢餓」「教育」「気候変動」などに関する17の目標が掲げられている。


――小林さんは、人々を幸せにするための目標であるCPOという役職に就かれていますが、「SDGs」にどう向き合っていくべきなんでしょうか。フリップをお願いします。

『自分事』――持続可能な開発目標とありましたが、“2030年までに国連、みんなで”と聞くと、なんか自分とは遠い話のように聞こえてくるんですけど、でもこれはこの星にいる一人ひとりが自分事にするかどうかで、実現できるかどうかが変わってくると思っています。

それは国連が勝手にやればいい、政府が勝手にやればいい、ではなく、企業であったり、一人ひとりの消費者、生活している人々が、よし2030年までに自分はここで持続可能な社会の実現に向けてがんばろうと。決して17の目標すべてを網羅する必要がなくて、それより自分のできるところをやっていければいいなと考えています。

楽天としても“文科省は2019年度から”とありましたけど、2008年から楽天ITスクールというものを立ち上げて、高校生たちと共に、地域課題を解決していくみたいなことをやっております。


――だいぶ早くからされているんですね。

最初のうちは高校生たちにインターネットを通じて、こんな職業もあるよと、どちらかというと教えていたんですが、気づいたら、高校生たちのレベルが上がってまして、我々が教えるんじゃなくて、一緒に地域課題解決というのをやってみようよということで、今年からリニューアルしまして、地域住民や高校生の方たちと共に、楽天の社員が地域社会の課題解決をやっていこうということをやっています。


――なるほど、そういった一歩一歩から大きなうねりになって、世界を変えていくということにつながるかもしれませんね。

そうですね。老若男女関係ないんですけど、特に若い力、「自分でできるんだ、大人に任せちゃいけないな」と思ってくれたらいいと思います。



■小林正忠(47)プロフィル
楽天の常務執行役員・CPO。楽天の共同創業者として、様々な事業を立ち上げた。また、楽天市場などの事業の責任者を長年務めたのち、アメリカ本社やアジア本社の社長を歴任した。現在は、CPOとして、社内と社外の人々を幸せにするための役割を担っている。


【the SOCIAL opinionsより】