「遠隔教育」療養中の小中学生も出席扱いに
生徒が、離れた場所にいる教師などから授業を受ける「遠隔教育」について、文部科学省は、病気療養中で登校できない小中学生も、要件を満たせば出席扱いにすることを決めた。
遠隔教育とは、情報通信機器を使って、生徒が教師と離れた場所で授業を受けるものだが、生徒のそばにも、教師がいる場合のみ出席とみなされる。
この遠隔教育について、文科省は14日、病気療養中の小中学生に限り、要件を満たした場合は出席扱いにするよう、今月中にも、制度を改正することを決めた。
要件は、双方向型の機器を使って、教師とやりとりができる上、教師側が、その小中学生の学習状況を把握できることなど。
丹羽文科副大臣「本当に病気で、病室で学校に行きたくても行けない、もしくは自分一人で頑張っている、一緒にいれば励ましてもらえる、そういった子どもたちが、今回のこのタスクフォースの結果によって、多分大勢救われる子どもたちも出てくるんじゃないかなってことは思っています」