特殊詐欺被害者が体験語る 注意を呼びかけ
特殊詐欺の被害者が自らの体験を話し、被害に遭わないよう、注意を呼びかける集会が開かれた。
8日午後、東京・品川区で開かれた集会には、特殊詐欺の被害に遭った人が参加し、自らの体験について語った。去年7月に、おいを装った男からの電話で50万円をだまし取られた女性が、被害の状況について話すと、参加者は真剣な表情で耳を傾けていた。
特殊詐欺の被害者(50代)「(Q.被害に遭うと思っていたか?)私が詐欺に遭うなんて夢にも思っていませんでした」
特殊詐欺の被害者(90代)「オレオレ詐欺なんて言うけれど、オレオレなんて言わないで、息子の名前を言いました。『助けてあげたい』という親心が(原因で)それにのってしまった」
都内における今年の特殊詐欺の被害件数は、8月末の時点で、去年の同じ時期と比べて561件増加していて、警視庁は改めて注意を呼びかけている。