衆議院愛知４区の自民党の工藤彰三議員が代表を務める政治団体が、会費を集めた集会を開きながらも、収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことがわかった。

工藤氏と工藤氏の事務所によると、政治団体「彰友会」は２０１４年からの２年間で３回、国政報告会を開いた。しかし、これらの集会の収入が当初の収支報告書には一切、記載されていなかった。

工藤氏側は記載漏れがあったことを認めて、先月、収支報告書を訂正し、１４年分は収入・支出ともおよそ１０８万円、１５年分は収入が１９０万円、支出が１６２万円だったと新たに記載した。

また、２回開催された「励ます会」の収入も記載されていなかった。

工藤彰三衆議院議員「確認を怠った自分に責任はあると考えています。自分の中では政治資金パーティーという感覚は全くありませんでした」

工藤氏は確認を怠った責任があると述べて陳謝した。