免震データ改ざん 都庁やスカイツリーにも
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産業部品メーカー・KYBが、建物の免震装置の性能データを改ざんしていた問題で、東京都庁やスカイツリーにも改ざんの疑いがある製品が使われていたことが分かり、影響が拡大している。
この問題は、KYBや子会社のカヤバシステムマシナリーが製造した、地震の際に建物の揺れを抑える「オイルダンパー」と呼ばれる装置の性能検査データが、全国およそ1000の物件で、改ざんされていたことが明らかになったもの。
KYBは、どの建物で改ざんが行われたかを公表していないが、東京都によると、改ざんの疑いがある製品が、都庁の第一庁舎と第二庁舎に214基設置されていることが分かった。
改ざんの疑いがある製品はこのほか、東京スカイツリーのタワー全体の揺れを抑える装置などに225基、虎ノ門ヒルズに516基、六本木ヒルズに356基設置されていて、KYBに対し、確認を求めているという。