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日本初の水星探査機打ち上げ 7年後に到着

2018年10月20日 15:09
日本初の水星探査機打ち上げ 7年後に到着

7年間、約88億キロに及ぶ宇宙での冒険が始まった。日本初となる水星探査機が20日、南米のフランス領ギアナから打ち上げられた。

日本初の水星磁気圏探査機「みお」をのせたロケットは、日本時間20日午前10時45分ごろ、フランス領ギアナで打ち上げられた。「みお」は2025年12月ごろ、水星に到着する予定で、一緒に打ち上げられたヨーロッパの探査機と協力しながら、約1年間、水星周辺の環境の観測を行う。

JAXA(=宇宙航空研究開発機構)によると、水星は太陽に一番近いため、熱で探査が難しいとされている。水星は、地球のように固有の磁場があるなど謎に満ちていて、「みお」の観測には太陽系の惑星の起源を解明する鍵となることが期待される。