“辺野古埋め立て”賛否問う「県民投票」へ
沖縄県議会は、アメリカ軍普天間基地の移設に向けた海の埋め立てについて賛否を問う、「県民投票」の条例案を可決した。投票は半年以内に行われる。
沖縄県議会は26日の本会議で、普天間基地の移設先とされる、名護市辺野古の海の埋め立てについて賛否を問う「県民投票」の条例案と、投票実施のための補正予算案を、いずれも賛成多数で可決した。
この「県民投票」は、市民グループが、9万筆を超える署名を集めて知事に請求したもので、条例案の可決をうけ、半年以内に投票が行われる。投票結果に法的拘束力はないが、知事は「尊重する義務」を負う。
沖縄県は、8月末に辺野古の埋め立て承認を「撤回」しているが、これに対し、防衛省が国土交通相に審査請求を行うなど、国と県の対立が続いている。