本物のパンが光る!“パン型照明”の魅力
食べられるパンが、照明器具として生まれ変わった商品が話題になっています。どうやってパンを照明器具にするのでしょうか?その作り方を紹介します。
本物のパンを使ったパン型の照明・パンプシェード。パンの裏側に仕掛けがしてあり、置くだけで明かりがつく仕組みになっています。
加工していないパンと比べても、パンプシェードの見た目は完全にパンです。その作り方とは――
まず、カッターで照明を入れるパンの下の部分をくりぬきます。パンの大きさにもよりますが、1個4~5分で手早くくりぬいていきます。
くりぬいたらパンを乾かし、乾いたところでパンの形を整えます。形を整えたパンは、防腐剤を混ぜた特殊な樹脂を塗り重ねていきます。乾かして樹脂を塗るという作業は4~5回繰り返すため、1個をつくるのに10日近くかかるそうです。
置き型タイプは4種類。他に壁型タイプが3種類あります。制作した森田さんはパンが好きだったことから、廃棄されるパンを何かに利用できないかと考え、パンプシェードを思いついたといいます。制作するパンも無駄にしないことを心がけ、作りながら食べたり、後で調理したりするそうです。
パンプシェードは、構想から7年をかけて今の形になったそうです。森田さんはこう話します。
「パンの、私が当初感じていた『食べるだけじゃない魅力』というのが、あったかい、優しい、人を思わず笑顔にしてしまうような力が、パンプシェードの一番の魅力だと思います」
【the SOCIAL trendより】