“少子化対策に逆行”妊婦加算の凍結を表明
妊婦が医療機関を受診した際、負担が増える「妊婦加算」について、妊婦の自己負担が増えるのは「少子化対策に逆行する」などの批判を受け、根本厚生労働相は、「妊婦加算」の一時、凍結を表明した。
ことし4月から始まった「妊婦加算」は、妊婦に配慮した丁寧な診療を行う代わりに医療費に上乗せされるもので、妊婦の自己負担が増えるため、与党内からは「少子化対策に逆行する」との批判が出ていた。
根本厚労相は14日の会見で「妊婦加算」を当面、凍結すると述べた。
根本厚労相「妊婦加算としての仕組みが適当であったかどうか、改めて考えてみる必要があると考えるに至りました」
厚労省は、早ければ来年初めにも「妊婦加算」を停止し新たな取り組みについて検討するとしている。