悪質なファッション通販業者を徹底追及
あるファッション通販サイトでトラブルが相次いでいる。購入者に届いたのは、目を疑うような“粗悪品”。業者を問い合わせると、驚きの実態がわかった。悪質なファッション通販業者を徹底追及した。
K社に電話をすると
K社担当「ワイチンと申します」
記者「本社の電話番号を教えていただきたいのですが」
K社担当「確認した後、折り返し電話いただきますとヨロシイデショウカ?」
記者「公表している本社の電話番号を教えていただきたいのですが」
K社担当「こちらはあの、カスタマーセンターなので、本社の連絡先がわかりません」
電話の相手は中国の通販業“K社”。
Aさんは「K社」が運営するファッション通販サイトでワンピース2点を約1万3000円で購入。しかし届いた商品はあまりにも雑な作りだった。袖は短く、ウエストのベルトもついていない。
Aさん「汚れが何か所かあって、最初から汚れていました」
K社に対してすぐに返金を求めるメールをすると
K社から届いたメール「返品できません、ご了承ください」
Aさんは、その後何度か返金を要求した。
K社から届いたメール「1000円をご返金させていただき、どうか勘弁して頂けませんか」
結局「これで返金しなければ警察に通報する」と警告したところ、ようやく、3000円だけが返金されたという。残りの1万円は、諦めざるを得なかった。
20代の女性Bさんが購入したK社のスカート。
記者「布が切りっぱなしの状態になっていますね」
K社の通販サイトに書かれている住所は東野一丁目41番5号。直接行ってみると、一丁目は28番地までしかなく、それ以降は存在しなかった。架空の住所だったのだ。
このK社とのトラブルの相談が去年から50件ほど寄せられている。
日本通信販売協会・八代修一消費者相談室長「オペレーターが、ぎこちない対応であったり、自分の言いたいことが伝わらないなどのケースは慎重になさった方がいいと思います」
【the SOCIAL viewより】