車の自動運転中携帯電話 条件付きで容認へ
車の自動運転の実用化にむけ、警察庁は道路交通法を見直し、自動運転で走行中、携帯電話の使用を条件付きで認めるなどとした改正案をまとめた。
政府は、2020年から条件付きでの自動運転の実用化を目指している。警察庁がまとめた改正案では、自動運転システムがドライバー自身による運転を求めてきた際、ただちに適切に運転を引き継ぐことが出来る体勢でいることを条件に、現在、禁止されている携帯電話を持った状態での通話や、カーナビやテレビなどの画面の注視を認めるとしている。
自動運転は、2020年から当面、高速道路の渋滞中など限定的に導入される予定。警察庁は、この改正案を、来年の通常国会に提出し、条件付きの携帯電話の使用などについては、2020年前半の施行を目指す。