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“寝過ごし”電車終点に…「救済バス」運行

2018年12月24日 20:21

お酒を飲む機会が多くなるこの時期。酔ってしまい、つい電車を乗り過ごしてしまったという人も多いのでは。気づいたら終点でもう電車もない…。そんなピンチを救うバスが登場した。

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この1年の苦労を飲んで忘れる忘年会。お酒を飲む機会が増える中、飲み過ぎによる電車での寝過ごし、起きたら知らない駅に…なんて経験、一度くらいあるのでは?

こうした、寝過ごしてしまう人のために今月ある取り組みが―。午前0時半すぎ、東京・八王子市の高尾駅に到着したのは「寝過ごし救済バス」。忘年会シーズンのこの時期の金曜日、12月7日、14日、21日だけ特別運行する深夜バス。

バスが走るのは、JR中央線・中央特快の最終電車の終点、高尾駅から東京方面の八王子駅まで。寝過ごしてしまっても、すでに折り返す電車はない、午前1時すぎに出発し、30分ほどかけ八王子駅に到着する。

寝過ごし救済バスを運行する西東京バス・中村修二さん「上り(東京方面)の電車はありませんので、宿泊場所ですとか暖かい施設がある八王子駅まで、こちらの高尾駅からお送りすると」

バスが出発する高尾駅周辺には、宿泊施設や漫画喫茶などが、ほとんどないため、八王子駅まで送り、文字通り救済するのが狙い。タクシーに乗って八王子駅まで戻ることはできるが、料金はおよそ3000円。バスに乗れば880円で戻ることができる。

運行は今年で5年目、年末の風物詩にもなっている寝過ごし救済バス。3日間で合計36人を運んだ寝過ごし救済バス。今週金曜日(28日)の運行はないため、飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。