「全国がん登録」がん患者は約99万5千人
初めて「全国がん登録」制度によるデータがまとめられ、2016年にがんと診断された人はおよそ99万5000人だったことがわかった。
「全国がん登録」制度は、2016年から始まり、がん患者の個人情報や治療歴などをデータベース化して、国が一元管理するもので、初めてデータが公表された。
それによると、2016年にがんと診断された患者は99万5132人だった。
部位別では、一番多かったのは大腸で、次いで、胃、肺、乳房、前立腺となっている。男性は、胃、前立腺、大腸の順で多く、女性は、乳房、大腸、胃の順だった。
また、「地域がん登録」をもとにした2015年のがん患者数が89万1445人だったと国立がん研究センターは発表した。前年よりもおよそ2万4000人増えている。