特別監察委員会が会合 “独立性”を確認
厚生労働省の統計不正問題を検証する特別監察委員会に、新たに最高検察庁の元検事らが加わって会合が開かれ、独立性をもって報告書の作成を進めていくことを確認した。
8日の会合には、新たに事務局のメンバーに加わった最高検の元検事、名取俊也弁護士らが出席した。
会合終了後、名取弁護士は、「私たちは厚労省とは関係のない独立した立場。事務局の機能をしっかり果たしていく」と述べた。
これまで、ヒアリングに厚労省の幹部が同席して質問し、調査の中立性への批判が出ていたが、今後は厚労省の職員はヒアリングには入るものの、メモ取りなどの「庶務」を担うという。また、報告書の作成には厚労省の職員は関わらないとしている。