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拉致被害者の家族が金委員長にメッセージ

2019年2月18日 17:11
拉致被害者の家族が金委員長にメッセージ

北朝鮮による拉致被害者の家族と支援団体は、17日に金正恩委員長本人に向け、被害者の帰国を決断するよう訴える、初めてのメッセージを発表した。

拉致被害者家族会と支援団体の「救う会」は、17日の会議で金委員長へのメッセージを発表した。メッセージには「ひたすら帰りを待ち続けている親兄弟の、張り裂けるような胸のうちをぜひご想像ください」などとつづられている。

横田めぐみさんの母・横田早紀江さん(83)「(拉致から)41年という長い年月がたち、生殺しのような状況が続いている」

横田めぐみさんの弟・横田拓也さん(50)「私たちの本気の思い、つらい気持ちが伝わることが、とても意味があるだろうということ」

さらに、家族らは、「全員の帰国が実現すれば、帰って来た被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はない」と、これまでより踏みこんで、被害者の一括帰国をすぐに決断するよう訴えた。