東京五輪へ 「市役所でサリン」想定し訓練
来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、警視庁は19日、市役所でサリンが使われたという想定でテロ対策訓練を行った。
市役所内で、突然、白煙がわき上がり、周囲の人が次々と地面に倒れていく。これは東京の東久留米市役所でサリンを使ったテロが起きたという想定の訓練で、警察官など約210人が参加した。救急隊が動けなくなった人をテントに運び、化学防護服を着た警察官がサリンを回収して、周囲の除染などの対応に当たった。
警視庁は、東京オリンピック・パラリンピックに向け、関係機関と連携してテロ対策を強化していく方針。