海外旅行中にコロナ“陽性”で......「食事」「出費」「重症化」に不安 シンガポールで自主隔離の大学生「帰れなくなるなんて」
行動制限のないお盆休みは、新型コロナウイルスの感染不安にもさらされています。旅行先のシンガポールで陽性が判明し、自主隔離を余儀なくされた大学生に話を聞きました。7日間を過ごすホテルでの食事や追加の出費、症状の悪化懸念などがあるといいます。
■「日本に帰れなくなるなんて…」
お盆休みには台風だけでなく、新型コロナの影響も及んでいます。旅行先のシンガポールでコロナ陽性になり、自己隔離中の大学生2人に話を聞きました。
「友人とかも海外旅行にカジュアルな感じで行っているので、日本に帰れなくなるなんて思ってなかったので…」
本来なら、この日に帰国する予定だったといいます。
岩本乃蒼アナウンサー
「ホテルに入ったのはいつですか?」
大学生
「さっき入ってきました。(旅行中の)ホテルが満室で、7日間隔離するためのホテルを自分たちで取って」
夕飯はデリバリーです。3品頼んで、日本円で約1500円です。
「日本だと支援物資とかいただけると思うんですけど、海外はそういうのは一切なくて。食事とかけっこう大変だなと(思います)」と漏らします。
■帰りの飛行機代とホテル代で25万円
食事以外にも不安がありました。
大学生
「ホテルの宿泊代、飛行機代とかは保険会社が払ってくれるって言ってもらっているけど、今の段階では自分たちで払わなといけないので、金銭的な不安(があります)」
岩本アナウンサーが「今の試算だとどれくらいかかりそうですか?」と聞くと、大学生は「(2人分で)帰りの飛行機代がまず13万円で、宿泊代が12万円くらい」「クレジットカードの上限とかもあって多くは払えない」と話しました。
■症状悪化なら「どうすれば…」不安
岩本アナウンサー
「症状の面で不安は?」
大学生
「のどの痛みだったり、せきが出たりするので、重症化しないでほしい」「症状が悪化した時にどういう対応を取ればいいか、まだ調べ切れてないところがあるので、自分がしんどい状態でやらなければいけないのも大変なのかな(と思います)」
(8月12日『news zero』より)