先月の米朝首脳会談を受け、安倍首相は拉致被害者の家族と面会した。家族は解決に向けた取り組みを改めて訴えた。

安倍首相は６日午後、官邸を訪れた拉致被害者の家族に対し、先月末の米朝首脳会談で再び拉致問題が提起されたことを説明し、「解決のためには私自身が金正恩委員長と向き合わなければいけない」などと、解決に向けた決意を語った。

これに対し家族は期待感を示した上で、被害者帰国に向けた北朝鮮の具体的な動きにつながる取り組みを改めて求めた。

横田早紀江さん「安倍首相と正恩氏が話をして、肉声で話し合ってはっきりと人間らしい言葉で話してくれることが一番大事だと思う」

横田拓也さん「全被害者の即時一括帰国がなければ、日朝首脳会談はないという、その芯がぶれないことを日本政府には堅持してもらいたい」