本白根山 噴火警戒レベル1に引き下げ
気象庁は、去年1月に噴火した群馬県草津町の「本白根山」の噴火警戒レベルを、「1」に引き下げた。ただ、観光ルートにあたる「湯釜」付近では、活発な火山活動が続いている。
去年1月に噴火した「本白根山」では、地震が少ない状況が続き、気象庁は5日、噴火警戒レベルを最も低い「1」に引き下げた。
一方、同じ草津白根山にある「湯釜」付近では、地下の膨張を示すような変化がみられるなど、活発な火山活動が続いていて、気象庁は、湯釜火口からおおむね1キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。
地元の草津町は、湯釜の近くを通る高原ルートをシェルターなどを増設した上で10連休の前に開通させたい考えだが、火山の専門家からは慎重な検討を求める声が上がっている。