あす投票日…“大阪ダブル選挙”最後の訴え
統一地方選挙の前半戦は7日が投票日。大阪府知事と市長のダブル選挙は、都構想をめぐり「維新」対「反維新」による一騎打ちとなっており、候補者たちが最後の訴えを行っている。
大阪府知事選挙には、自民と公明府本部が推薦する元副知事の小西禎一さんと、維新公認で前大阪市長の吉村洋文さんが立候補し、都構想の是非を最大の争点に選挙戦が繰り広げられた。
小西候補「大阪府知事に権力を一本化する、市町村が言うことは無視する、これが都構想の本質。このような政治、絶対に許すわけにはいかない」
吉村候補「大阪、強くならないと。経済が強くならないと。その力を発揮できる仕組みにしていきましょうというのが都構想。府と市の二重行政をやめて、大阪を成長させていきましょうと、極めてシンプル」
また、大阪市長選挙も、自民と公明府本部が推薦する元市議の柳本顕さんと、維新公認で前大阪府知事の松井一郎さんによる一騎打ちとなっている。
柳本候補「都構想議論の終結、それを実現することによって、大阪は未来への姿を描けるようになる。笑顔が集まる大阪、ぜひ皆さま方と力を合わせてつくりあげていきたい」
松井候補「東京と並べて二極と呼ばれる大都市・大阪をつくって、経済を成長させる。もう一度、都構想の設計図をつくって、二度とバラバラにならない大阪を、皆さんに判断いただきたい」
大阪ダブル選挙は、都構想をめぐる維新と公明の協議が決裂し、松井氏と吉村氏が辞職表明したことに伴うもので、選挙戦は「維新」対「反維新」の構図で激しい争いとなっている。
投票は7日に行われる。