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英語力ある中高生4割程度 目標に達さず

2019年4月16日 12:36

国が目標とする英語力のある中・高校生の割合は、昨年度、全体の4割程度だった。

政府は中・高生の英語力について、中学生は卒業時までに英検3級相当以上、高校生は卒業時までに英検準2級相当以上の生徒が50%以上になることを目指している。

全国の公立中・高校生のうち、昨年度、この目標を達成した中学3年生は42.6%、高校3年生は40.2%で、前年から増加傾向にあるものの、いずれも目標には達しなかった。

自治体別に見ると、中学生では目標に達している割合が一番高いのはさいたま市で75.5%だった。一方、最も低いのは北海道の30%だった。

高校では一番高いのが福井県の56%で、低いのは宮城県の31.1%だった。

柴山文科相は、「成果を出している地域の取り組みを他地域に普及させるなどして生徒の英語力向上に取り組んでいきたい」などと述べた。