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陸自ヘリ事故 海底から“新たに2人引き揚げ”…24時間態勢の捜索活動続く

2023年4月18日 0:55
陸自ヘリ事故 海底から“新たに2人引き揚げ”…24時間態勢の捜索活動続く

沖縄・宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、16日、隊員とみられる5人が見つかり、このうち16日に2人、17日に新たに2人を引き揚げたことがわかりました。

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陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島沖で消息を絶って11日。捜索活動は夜も続いていました。深海での作業が可能な「飽和潜水」。海底に沈んだ機体から16日に2人、そして17日にさらに2人を引き揚げたことが新たにわかりました。

16日に引き揚げられた2人の遺体は17日に沖縄本島に搬送され、正午ごろ那覇空港に到着すると、隊員らに見守られながら空港を後にしました。防衛省関係者によると、今後、検視や司法解剖が行われるということです。

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いまだ事故の原因は謎に包まれています。究明のカギとなるのは、機体の引き揚げですが、専門家は難航する可能性を指摘します。

水難学会 斎藤秀俊会長
「機体がかなり壊れているだろうと。そこは障害になるかと思う。壊れているとバランスの中心がどこかわからないので、ヘリそのものがバランスを崩さずに上まであげられるか。慎重に引き揚げる点は、船に比べてよっぽど大変だと思います」

自衛隊は引き続き24時間態勢で、行方不明者全員の捜索にあたります。

(4月17日放送『news zero』より)