送迎バス置き去り防止安全装置のガイドラインを作成 国交省
ことし9月、静岡県牧之原市で3歳の女の子が送迎バスに置き去りにされ死亡したことを受け、国土交通省は設置が義務化される置き去り防止安全装置のガイドラインを作成しました。
国土交通省はヒューマンエラーを補完する置き去り防止の安全装置として、押しボタン式などの「降車時確認式」と「自動検知式」の2種類の装置について、最低限満たすべき要件をまとめたガイドラインを公表しました。
「降車時確認式」では、エンジン停止後に運転者などに車内確認を促す警報を発し、置き去りにされた子供がいないか確認しながら車内を移動し、車両後部の装置を操作することで警報解除が可能となることを要件として定めています。
また「自動検知式」では、エンジン停止から一定時間後にカメラのセンサーにより車内の検知を開始することなどを要件としています。
また、「降車時確認式」「自動検知式」の共通の要件として、運転者などが車内確認を怠った場合、15分以内に車外へ警報を発することなどをあげています。
国土交通省は今後、ガイドラインの規定を満たす安全装置のリストの公表準備を進めるということです。