訪問介護 登録ヘルパー半数以上が60歳超
介護に携わる労働者の高齢化が進み、特に訪問介護では、登録ヘルパーの半数以上が60歳以上だったことが労働組合の調査で明らかになった。
労働組合の団体「全労連」がおよそ5800人を対象に行った調査によると、訪問介護で働く人の半分以上を占める「登録ヘルパー」の平均年齢が7年前の前回調査から3.5歳ひき上がり、58.7歳になった。60歳以上が51パーセントを占めている。
また、施設介護、訪問介護ともに、この1年間で、職場でセクハラを受けた人は、全体の7パーセント以上で、およそ9割は、利用者からのセクハラだという。6割から8割で相談しても改善されなかったという。
全労連は、深刻な実態が浮き彫りになり、労働者の処遇改善や介護制度の見直しが必要だとしている。