辺野古“埋め立て” 沖縄県が審査申し出
アメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立てを巡る国土交通相の「裁決」を不服として、沖縄県が、国地方係争処理委員会に審査を申し出た。
沖縄県の玉城知事は22日夕方、県庁で会見し、辺野古埋め立てを巡る国土交通相による「裁決」が、地方自治体に対する「違法な国の関与」に当たるとして、総務省の第三者機関である国地方係争処理委員会に審査を申し出たことを明らかにした。
沖縄県が去年8月、辺野古の埋め立て承認を撤回したのに対し、防衛省沖縄防衛局から審査請求を受けた石井国土交通相は、今月5日、知事による撤回を取り消す「裁決」を行っていた。
国は昨年12月から、辺野古での埋め立て工事を続けていて、県と国との対立は改めて、裁判に発展する見通し。